働き方改革は収入を増やすチャンス。どんどん副業すべし

働き方改革はサビ残推進なのか?

安倍内閣が働き方改革法案を今必死で通そうとがんばってますね。

これ、マスコミの報道や一部ネット(とくにヤフコメ)を見るとサビ残が増えて結果的にただ働きさせられる悪法だと言われてますがはたしてそうなのでしょうか。

結論からいうとそのリスクはあるものの自分次第で今以上に収入をあげることのできるチャンスがひろがる「自由な社会」への入口のようなものになると私は考えています。

これまでの日本の社会は年功序列&終身雇用の方程式で押し通してきましたが、バブル崩壊後やリーマンショック、日本メーカーの衰退で、一流大手企業が倒産寸前になったり希望退職者募集やリストラされるニュースが度々目にされるようになりました。

そうです。すでに日本社会には安全地帯などないのです。

安月給にならざるをえない事情

ITの普及や国際競争の波にもまれ海外の強い企業と戦っていかなければならず、無能な(言い過ぎ失礼)経営者が保身だけを考えチャレンジしてこなかったツケを今払わされています。頼みの綱の国内需要も先進国特有の少子化によってどんどん減少しています。

日本は島国&日本語の壁によって良くも悪くも海外からの影響をこれまであまり受けずにやりすごせてましたがこれから大手企業は海外に物を売らなければならず、そうなると、

安くていいものを求められる

国産ではすでに日本人の給与水準も高い

海外に発注していく

の悪循環でますます日本の被雇用者は居場所がなくなっていくはずです。

大手経営者の皆様には引き続き頑張って頂くとして、私たち被雇用者は手をこまねいて待っていたらどうなるでしょうか?

死ぬまでひぃひぃ言いながら安月給でこき使われる未来が想像できます。

天職を求めず転職を

こんな不安な日本社会ですが、いまの会社にしばられず定時前に帰宅できたり余った時間を副業にあてられたらどうでしょう?

実は私は今の会社に来てから副業をはじめています。

前職では朝定時前出社から毎日終電まで残業し、金曜日は夜中の3時半まで残って土日もプロジェクトの設計など行ってほとんど寝る暇がなかったので精神と体力の限界になり転職を考えました。

転職にあたっての条件は、

  1. 時間が自由であること(いわゆる裁量労働制ですね)
  2. 副業がOKであること
  3. ブラック企業でないこと(笑)です

とにかく時間的にも精神的にも縛られたくない。

おそらく多くの皆さんはこのように考えられるはずです。
実際私もそのように学生の頃から考えていて、それは無理だとあきらめていました。

勇気を出して、というより実際のところストレスや拘束時間がきつくなってきて仕方なく転職活動を行ったわけですが、上記3点に重点をしぼって転職活動~無事転職した結果、現在は得意とする本業をこなすことで自由な時間を獲得し、好きな副業を選択して金銭的にも満たされて好循環になっています。

幸せになるマトリクス

以前テレビ番組で林修氏が以下のようなマトリクスをあげて幸せになるための解説をしていました。

この図で一番いいのはもちろん右上です。
やりたい仕事でそれが自分の能力的にできるのであればいうことなしですが、ほとんどの人はこの位置にあてはまる仕事内容にたどり着けることは少ないです。

では次にどこが幸せになれるかというと、左上の「やりたくないができる」仕事になります。

やりたくないことでも周りのみんなよりも「できる」ことで評価され、評価されることで幸せ感を得ることができるそうです。もちろん結果が伴っていれば会社によっては給与アップも期待できるはずです。(これがないとブラックになります)

私も本業としてはこのマトリクスの左上にあてはまることを見つけました。得意なことなので早く仕事を完了することができ、裁量労働なので時間も自由に使わせてもらえます。そしてあまった時間をつかってマトリクスの右下の部分、「今はできないけど、やりたい」ことを副業にあてて勉強もかねて仕事を楽しめています。

やはり好きなことであればモチベーションはあがりますが、それを本業となるとすごい人たちがたくさんいるので、そこまで生業に直結しない範囲で関われているだけでも幸せな気持ちになれます。結果として副収入も得られて前職時代より多くの収入を得ることができています。

まとめ

首相官邸のHPでは働き方改革について以下のように書かれています。

働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。

(引用元)首相官邸HPより

サラリーマンとして一企業の被雇用者として保証されていない定年まで待っていても、すでに雇用者側にたっている一部の勝ち組階級の人たちに搾取されていくだけです。
今本業で「やりたくてできる」仕事につけている方はその道をつきつめていかれてもいいと思いますが、そうでない方は得意なことを本業としつつ本当にやりたかった好きな仕事を副業にあてていくことできっと人生が豊になるはずです。

私はたまたま転職がうまくいき副業OKな職場にたどり着けましたが、まだまだ多くの企業では副業NGとしているところが多いようです。
働き方改革で少しでも多くの企業が副業可となる日がくると選択肢のある活気ある世の中になるのかなと期待しています。

最後に。政治的なネタなので賛否あろうかと思います。
実際サビ残で使ってくる悪質な企業もいるかもしれませんが、私が思うのはそういう輩は今でものさばってますしいなくなりません。だからこそ副業可の状態にして早くご自分にあった企業を見つけられるように選択肢を広めておくべきだとも思います。この施策の性善説的な部分をみての駄文ではありますが、少しでもご参考頂けた方がいらっしゃったら幸いです。

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