「こんな上司と仕事したくない」と思ったら考えるべき6つのこと

仕事をする上で、人間関係は切っても切れないもの。心から尊敬でき、自分を認めてくれる上司と一緒に楽しく仕事ができることもあれば、上司と折り合いが悪く、不遇の時代に耐えなければならないことも…。昨今の厳しい雇用情勢をかんがみると、職場で相性のよくない人と出会うたびに仕事を辞めるというわけにもいきませんね。そこで、こちらでは、職場でのストレス耐性を向上させ、毎朝、顔を合わせるのもうんざりな上司とうまくやっていく術について、考えてみたいと思います。1.その上司は性格が悪いのか、それとも仕事ができないのか

まず「自分の上司がマネージャーとしてイケてないのか、人としてイケてないのか」を明らかにする必要があります。部下が仕事をうまく成し遂げられるよう、的確な指示や優先付け・指導ができていない上司は前者であり、個人的な理由から互いに視線を合わさないといった類いの極めて主観的なものが後者です。

上司がマネージャーとしてよくないだけなら、計画の立て方などにおいて機能的に課題を補うことが可能ですが、上司との問題が性格的なものなら、まずは自分の視点をチェックする必要があります。いずれにせよ、自分が直面している問題の本質が明らかにならない限り、改善につなげることはできません。

2.自分の側に問題がないか、振り返ろう

好き好んで「自分に問題があるのではないか?」と自問したくはないでしょうが、誰しも、自分の人生では自分こそがヒーローであり、自分は正しいと信じたいもの。もちろん上司とて同じです。少し落ち着いて、自分のせいで上司との関係がこじれているのではないか、考えてみましょう。

米誌『USニューズ&ワールド・レポート』のキャリア欄記事(英文)によると、ストレスをためている従業員の多くは、職場での批判や日常的な流れに過剰に反応しているだけだとか。たとえば、上司の議論のトーンやアプローチにカチンときて、その奥にあるメッセージを見過ごしてしまうといったケースです。上司が指摘する課題に答えるのではなく、上司に反発しているだけなら、その感情的な反発を克服するべきでしょう。

ライフハッカーでは、アーカイブ記事「批判に負けず、批判を受け止め、自分を伸ばす力に変える方法(LH質問箱)」や「建設的なフィードバックは素直に聞こう。明日につながる6つのプロセス」などで、他人からの批判をポジティブに活かす方法をご紹介してきました。言葉の真意に注目し、上司の性格ではなく、仕事に目を向けましょう。自分の感情的な反発を切り分けたうえで、不快に思うことがあれば、明確かつプロフェッショナルに、上司にその旨を伝えましょう。互い大人ですから、相応の振る舞いはできるはず。賢く立ち回り、お互い一緒に仕事をする間柄であることを肝に銘じることが必要です。

3.「好き」と「敬意」を区別しよう

軍隊で上司は選べません。一緒に仕事したくない人と衝突したからといって、辞めることすらできません。順応し、調整し、うまくやっていく方法を見つけ、進んでいかねばならないのです。もちろん、本社のIT部門で仕事をしたり売り場で接客をしたりするのと、軍隊にいるのとは同じではありませんが、軍隊の例からも学ぶべきヒントはいくつかあります。

まず肝に銘じるべきは、「友達ゴッコで仕事をしているのではない」ということ。仕事を通じて友達ができるのは素晴らしいことですし、できればそうすべきですが、上司を好きになることと、上司に対して敬意を払うこととは、切り離す必要があります。

もちろん、これは簡単にできることではありません。米アバウトドットコム(About.com)が悪い上司の特徴について読者アンケートを行った(英文)ところ、部下に対する敬意がない、仕事への適正がない、マネジメント能力が足りない、コミュニケーションや期待値の設定・優先づけがひどいなど、ありがちな意見が数多く寄せられました。これらは一様に克服しがたいものですが、彼らが上司であるという事実を認めることから始める分には、耐えられないほどでもないでしょう。上司がやることすべてを認めよ、と言っているわけでも、まして、人として尊敬せよ、ということでもありません。ただ、一緒に仕事をしなければならない人だということを認め、理解すればいいのです。

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