「小さな頃から、ペットを飼うことが夢だった」という人は多いのではないでしょうか?
子どもの頃は親に反対されてなかなか飼うことができなかった人も、自分の家庭を持てばペットを飼うという夢が現実味を帯びてきます。しかしながら、子どもがいる場合、どんなペットを飼うのがいいか、というのは悩みどころ。
そこで今回は、とくに人気の高い犬と猫に絞って、子育て家庭で飼うならどっちがおすすめ?という気になる部分を紹介します。
ペットを飼うことは子どもにどんな影響がある?
イギリスには「子どもが生まれたら犬を飼いなさい」ということわざがあるのだそうです。これは、子どもが小さな頃は良い子守役や遊び相手に、成長したら良き理解者に、そして子どもが大きくなった時にはその死をもって命の大切さを教えてくれる、というものです。
このことわざにもあるように、ペットは子どもの成長段階において毎回違った役割をもって関わってくれます。全体を通して言えることは、「自分以外の他者を大切に思う心が芽生える」というところではないでしょうか。子どもの成長に伴って、ご飯をあげる、一緒に散歩をするなどペットに対しての役割を与えることで責任感を養うこともできます。
そして子どもだけではなく、ふと子育てや日々の仕事に疲れてしまった時、パパやママに癒しをくれる存在でもあります。
やっぱり犬が欲しい!?メリットとデメリットは?
子どもと一緒に遊ばせるならやっぱり犬がいい!そう考えている人は多いはず。小さな頃から犬を飼っていたという人はとくに犬派が多いですよね。実際に子育て家庭で犬を飼うことのメリットデメリットを見ていきましょう。
犬を飼うメリットは?
犬を飼うメリットで一番大きいものと言えば、子どもの良い遊び相手になってくれるというところ。外にも連れ出しやすく、一緒に公園に遊びに行ったり、ペットOKの宿泊施設へ一緒に旅行したりと、いつでも一緒に行動できます。また、散歩をするという日課ができるため、その役割を子どもに任せることで、一日にある程度の規則正しさを持たせることができるのもメリットですね。
子どもにとっていわゆる“兄弟”のような存在になってくれるのは、猫よりも犬の方が多いようです。
犬を飼うデメリットって?
犬を飼うデメリットは、メリットの部分と実は表裏一体。まず、子どもがまだ小さく一人で外出できない場合、散歩はパパやママの役目になります。育児に仕事に忙しい日々であろうが、犬にとってそんなことは関係ありません。場合によっては子どもを抱えながらの散歩になることもあります。
また大型犬の場合はしつけが重要。力が強いため、しっかりとしつけをしておかないと子どもに危険が及ぶことがあります。
いずれにしても、飼い始めて最初のうちは、パパやママにある程度の負担がついて回ることは覚悟しておきましょう。
空前のブーム!やっぱり猫が好き?
今や犬の飼育頭数を超えるなど、空前の猫ブームが到来しています。比較的、一人暮らしなどでも飼いやすいとされる猫ですが、そのメリットやデメリットはどのようなところにあるのでしょうか?
猫を飼うメリットは?
散歩などが必要なく、犬に比べて比較的お世話も楽な猫。家庭によっては多頭飼いをすることも少なくありませんね。ただでさえ忙しい子育ての中、癒しをくれつつそこまで手間もかからない猫は、どちらかと言えばメリットはパパやママ側に大きいかもしれません。
お子さんがおとなしい子や臆病な子の場合は、犬の「遊んで!」アピールやその鳴き声の大きさにびっくりしてしまうことも。そういった性格の子どもであれば猫の方が向いている可能性があります。
猫を飼うデメリットってあるの?
猫を飼うデメリットは、とくにお掃除に気をつける必要がある、というところでしょう。猫は他の動物に比べてアレルギーを持っているという人の話をよく耳にしますね。アレルギーがその許容量を超えてしまった場合に発症する、と考えられがちですが、小さな頃からアレルギーを持っている子どもも少なくありません。今はアレルギーがなくとも、毛や排泄物のお掃除はこまめに行わなければなりません。
念のため、まずはアレルギー検査を事前に行う、猫カフェなどに連れていってみるなど、実際に飼う前にアレルギーの有無を確認しておいた方が無難です。
犬猫の他におすすめのペットは?
子どもが「犬や猫を飼いたい!」そう言いだしても、ちょっと荷が重い……と考える親は多いはず。
そういう場合にオススメなのが金魚。熱帯魚や海水魚に比べて水温管理なども簡単な場合が多く、小さい金魚であれば水槽もそこまで大きなものを準備する必要はありません。今は酸素ポンプではなく、酸素が発生するバスボールのような商品もあるため、より飼育が簡単になってきています。
一度水槽を購入してしまえば、子どもが夏祭りなどですくった金魚を持ち帰ることもできますね。
動物を飼う時はしっかりと検討を重ねて!
犬も猫も、一度飼うとその付き合いは15年ほどに及びます。旅行に行きづらいなど、飼い主の行動が制限されることもありますし、だからと言って簡単に手放すということもできません。しっかりとメリットとデメリットを認識し、子どもとの相性も考えて検討しましょう。
もちろん飼えばその分手間は増えますが、子どもにとっても親にとっても大きな心の支えになってくれますよ。