エネルギーが足りていない感じがする? 8、9時間、もしくは12時間もの睡眠をとっているのに、いつも疲労感がある? そう感じているのは、あなただけではない。健康にとって短時間の昼寝をすることは、あなたが思うよりもずっと重要なことで、一年のこの時期、疲れを感じるのはよくあることだ。
とはいえ、一晩ぐっすり寝た後でもまだ疲れやだるさを感じているなら、以下に挙げる7つの理由が考えられる。

エネルギー不足? 水分が足りていないのかも
適度に水分を摂取しないと、血圧が下がり、脳への酸素の供給スピードは遅くなる。これがあなたを気落ちさせているかもしれない。
でもなぜ?
●8時間寝た後でもまだ疲れているなら、水分をとる必要がある。
●必要な水分量は、個人によって異なるが、1日に少なくとも3度はトイレに行くべき。
●お茶やコーヒーを含む、水をベースにした飲み物を、1日に6~8杯摂取するのが推奨されている。
いつも疲れている? 甲状腺に問題があるかも
甲状腺機能低下症は、眠気や食欲をコントロールするホルモンをつくりだす腺である甲状腺の働きの低下によって引き起こされる。
これは過度な睡眠のよくある原因だが、医師の診断なしに正確に見極めるのは難しい。だるさを感じてはいるけど、睡眠はたっぷりとっているのなら、病院に予約を入れるべき。簡単な血液検査で、甲状腺の状態を診察できるから。
起床時に疲れている? アルコールと関係しているかも
慌ただしい一日の後、私たちの半数以上が、週に3、4度もグラスワインに手を伸ばしている。
それがどう関係するのか?
●アルコールは、初めはあなたをリラックスさせるが、睡眠の質を落としてしまう。
●これは、推奨される7、8時間の睡眠をとったとしても起こり得る。
●なぜか? アルコール内の化学物質があなたの睡眠サイクルを妨げ、深い眠りに就かせないから。
いつでも疲れていて、エネルギーがない? 睡眠時無呼吸症かも
この症状は人口の3~7%にしか起きないので、可能性としては低いだろう。睡眠時無呼吸に苦しんでいる人たちは、1時間に5~100回も息が止まってしまうため、目が覚める。
それは実際よりも恐ろしく聞こえるかもしれないが、睡眠の質が低いから、より長い時間眠るのだ。問題点は、目が覚めたのを覚えていないので、実際にその症状に苦しんでいるのかよくわからないこと。夜寝ている間の酸素不足によって引き起こされる、いびき、体重過多、そして頭痛とともに目覚めるといったことは、睡眠時無呼吸にみられるすべての兆候だ。覚えがあるようなら、医師に相談を。
寝た後もまだ疲れている? 昼寝が原因かも
昼寝は午後のスランプを和らげるかもしれないが、ダウンタイムの時間が極めて重要だ。
30分間までの昼寝をとることは、新たな活力を得られるが、それよりも長く昼寝してしまうと、結果的に1時間のレム睡眠のサイクルに陥ってしまうと臨床的に証明されている。
真ん中のサイクルで起きると、意識が朦朧としたままになってしまうので、どうしても長い時間昼寝を取りたいなら90分間の昼寝を。
8時間寝てもまだ疲れている? 精神面での問題かも
気分が落ち込んでいるとき、必ずしももっと寝る必要があるわけではない。それは朝、もっとベッドから抜け出すのが辛くなるだけだ。それが睡眠過多に繋がっているかもしれない。
なのでもしも朝起きて、その日を過ごすエネルギーが不足しているとか、その一日を恐ろしく感じると自覚しているなら、ぜひ躊躇せずにかかりつけ医に相談して。
いつも眠い? ミネラル不足かも
マグネシウムは血中のグルコースレベルや筋力、集中力を維持するのに重要な役割を果たしているので、それが不足していると、無気力な気分を残す。
マグネシウムは葉物野菜やナッツ類に含まれているが、サプリメントで摂取するのもおすすめ。